
ひらく角度が、そのまま月に。
折りたたみの iPhone では、ひらく角度がそのまま月の満ち欠けになります。少しひらけば三日月が、半ばで上弦が、まっすぐ広げれば望月がのぼります。閉じれば朔。星がいちばん多い夜になります。


半分ひらいて机に立てれば、二枚の画面が二曲の屏風になります。折りたたみでない iPhone では、画面の下のスライダーで月をひらきます。
黒漆の床に、夜がうつる。
屏風を床に立てました。縦長の画面では屏風の下に黒漆の床がのび、夜の絵がほのかに映ります。足もとはくっきりと、離れるほど淡く。iPhone Duo を横に持てば、上の画面に屏風、下の画面に床。ひらき具合で映り方が変わります。


眺めているあいだは、ボタンが静かに溶けて消えます。月のほかに触れれば戻ります。
金の霞に、銀の月。
絵は琳派の屏風に倣いました。くすんだ金箔の霞、群青と緑青の山、銀箔の月、夜空に散らした金砂子。景色は四つから選べます。




梅に燕子花、すすきに雪の笹。
季節ごとに、手前に描かれる草木が変わります。はじめは今の季節が選ばれています。




なにもしない、月見の夜。
月に触れると、その夜の月にちなんだ話をひとつ。音を入れれば、箏のような音がかすかに鳴ります。置いて、眺めて、閉じれば夜が終わります。
通知も広告もなし
知らせが鳴ることも、広告が出ることもありません。
ログインなし
アカウント登録はありません。開いたらすぐに夜です。
端末の中だけで
絵も音も端末の中で描き、通信はしません。集めるデータもありません。